最近よく耳にする居抜き物件とは

居抜き物件という言葉があります。この物件は、普通の物件とは違い、スケルトンの状態でないのが特徴です。普通の物件は、いったん退去する時にスケルトンにしていかなければなりません。ですが、居ぬきの場合には、スケルトンにせずに、そのまま造作や設備などを置いて行っても問題ないのが特徴になります。なぜわざわざこのようなことをするのでしょうか。その理由は、新しい借り主が見つかった時に、新しい借り主は前の借り主と同じ業種であればそれほど準備をせずにお店を開いたりすることができるからです。これにより新しい借り主が初期費用にかけるお金は大幅に減らすことができます。およそ30パーセントで済むといわれていますが、これは新しい借り主にとってはかなり大きいでしょう。

前の借り主にとってのメリットとはすすぐ

では、前の借り主にとってのメリットはどうでしょうか。前の借り主は、居抜き物件を利用するとき、今まで自分たちが利用した造作や設備などを新しい借り主に渡すことができます。そのままの状態にすることで、退去時にリフォームをする必要がありません。つまり、退去するときにお金がかからないのです。これは、赤字で経営難だった営業者に対してはとてもありがたいことです。普通の物件であれば、赤字の場合であっても、退去するときは造作などをすべて借りた時の状態に戻さなければなりません。これだけで100万円近くかかってしまうこともあります。ですが、居抜きであればこのような心配をする必要がありません。そのように考えると、最初から居ぬき物件で契約をする方法もありではないでしょうか。

前の物件から引き継ぐべきものとは

新しい借り主は、造作や設備などを前の所有者から引き継ぐことになりますが、引き継ぐものはこれだけではありません。何よりも、前の店の評判も引き継ぐことになります。同じ業種であれば、多くの人は経営者が変わったことを知りません。場合によっては雇われている人はそのままで、経営者だけが変わっていることもあり得ます。このような場合、0の段階から評判を作り上げていかなくてはいけない場合と比べて、スタートがとても楽になるでしょう。一方で、悪い評判も当然引き継ぐことになります。持ち前のお店の売り上げが伸びずにお店をたたんだとすれば、新しい借り主ではマイナスの評価から始まることになります。このような場合も考えられますので、良いところだけを引き継ごうと思わないことです。